クレヨンができるまで

「おやさいクレヨン」は、
「お米」と「お野菜」からできたクレヨンです。
規格外品や端材の野菜を活用し、
口に入れても安全な素材だけで作られています。
「おやさいクレヨン」がみなさんの
手元に届くまでの工程を詳しくご紹介します。

青森のおやさい

ようこそ!青森へ

「おやさいクレヨン」の故郷、青森には野菜がいっぱい。
キャベツ、長いも、人参、たくさんの野菜が年間約11万トン収穫されます。りんごの収穫量も日本No,1。

「おやさいクレヨン」に使っている野菜の約8割は青森県産です。
(※製造時期により変動いたします)

廃棄野菜

たくさんの廃棄野菜も...

一方で、規格外や虫がつくなどの理由で廃棄される野菜も沢山。
2018年度における国内での食品廃棄物等は年間約2,759万トン(※1)、このうちまだ食べられるのに捨てられている「食品ロス」は約643万トン(※2)です。

(※1)農林水産省「食品ロス量(平成28年度推計値)の公表について」
(※2)環境省「我が国の食品廃棄物等及び食品ロスの発生量の推計値(平成28年度)の公表について」

「おやさいクレヨン」は、これらの廃棄野菜をできるかぎり利用して作ったクレヨンです。

> もったいないを大切に

パウダー加工

野菜をそのままクレヨンに

クレヨンに配合するために、野菜を加工します。
たとえばカシスなら、加工品を作った後に残る部分を再利用。リンゴは皮の部分を乾燥させ、パウダー加工してクレヨンに配合しています。また、クレヨンの主成分である米油とライスワックスも、玄米を精米する時に発生する「米ぬか」を絞って作られています。

> クレヨンの成分

原料の配合

創業65年を迎える
名古屋の老舗クレヨン工房へ

パウダー加工されたおやさいたちは、東一文具工業所へ届けられ、クレヨンになります。
東一文具工業所は、創業当時から高品質なモノ作りのために、職人による手動成型にこだわっている老舗工房。
長年に渡り保育園、幼稚園向けのクレヨン製造を手がけてきた経験を生かし、安心安全を追求した日本のものづくりを大切にしています。

流し込み

安全な素材だけを使って

米油、ライスワックス、野菜パウダーなどを蒸気熱窯で溶かし、均等に混ぜた液状のクレヨンを、手動成型器に流し込み、時間をかけてじっくり冷却して固めます。時間をかけて冷却することで、折れにくく強いクレヨンになります。

> クレヨンの安全性

手動成型

ひとつひとつ職人の手で

現在はほとんど使われていない手動成型器。生産効率は悪いですが、ひとつひとつ職人の手によって作られているからこそ、自動化された機械では製造がむずかしい素材を使用することができます。

安心安全な素材を使用し、職人による「ハンドメイド」で1本ずつ丁寧に作られたクレヨンが「おやさいクレヨン」です。

巻き紙

クレヨン完成!

クレヨン、ラベル、糊を機械にセットすると、お馴染みの紙の巻けた状態に。「きゃべつ」「りんご」「とうもろこし」...「おやさいクレヨン」独特の色の名前が作られたラベルが巻かれていきます。

> 色について

梱包

就労支援施設で働く障がい者の皆さんがていねいに梱包

完成したクレヨンは、就労支援施設で働く障がい者の皆さんによってパッケージの組立や梱包、商品化されています。
「おやさいクレヨン」など、mizuiroクレヨンシリーズをお買い上げ頂くことで障がい者の皆さんの仕事支援につながります。

商品化

1本ずつ磨いて箱詰め

クレヨンの状態の最終チェックを人の目で行いながら、1本1本磨いて箱に詰められます。
子どもたちが使うものだからこそ、製品の安全性には最後まで細心の注意を払って、「人」の目や手を使って送り出しています。

包装・発送

全国の子どもたちのもとへ

パッケージへ箱詰めされた「おやさいクレヨン」が、全国各地の子どもたちのもとへ届けられます。

梱包に関しても、環境を配慮し、脱プラウチックの取り組みの1つとして、自社製品クレヨントレイ をバイオマス 素材に変更。これからも、人と環境にやさしい製品の開発に努めてまいります。